5.正規表現はこちらを見ればOK!

1.正規表現

正規表現(Regular Expressions)は、文字列の検索や置換などのパターンマッチングのための表現方法です。Linuxだけでなく、多くのコマンドやプログラミング言語が正規表現をサポートしています。

以下に、いくつかの基本的な正規表現のパターンとその説明を表で示しますので、これだけ覚えておけば大丈夫です。

パターン説明
.任意の一文字を表します。ただし、改行文字を除きます。
^行の先頭を示します。
$行の末尾を示します。
[abc]a、b、またはcのいずれかの文字とマッチします。
[^abc]a、b、またはc以外の文字とマッチします。
[a-z]アルファベット小文字の範囲内の文字とマッチします。
[A-Z]アルファベット大文字の範囲内の文字とマッチします。
^行の始まりを指します。
$行の終わりを指します。
[0-9]数字の範囲内の文字とマッチします。
\wアルファベット、数字、アンダースコア(_)にマッチします。
\d数字にマッチします。
\s空白文字(スペース、タブ、改行など)にマッチします。
*直前のパターンの0回以上の繰り返しにマッチします。
+直前のパターンの1回以上の繰り返しにマッチします。
?直前のパターンの0回または1回の出現にマッチします。
{n}直前のパターンのn回の繰り返しにマッチします。
{n,}直前のパターンの少なくともn回以上の繰り返しにマッチします。
{n,m}直前のパターンの少なくともn回以上、最大でm回までの繰り返しにマッチします。
()グループ化されたパターンを作成し、後で参照することができます。
|オル演算子。いずれかのパターンにマッチします。
\特殊文字をエスケープします。

以上、これだけ覚えておけばOKなのですが、正規表現は使い慣れるしかない部分もあるので、使いながら覚えていってください。